Now Loading

News

修士論文最終発表会を無事終えました(田村さん、Weiさん)

2026.01.24

M2の田村侑介さん、Wei Miaohengさんが修士論文最終発表会を無事終えました。

田村侑介さんは「充電器設置時の合意形成を考慮した集合住宅におけるEV普及過程」というタイトルで、EV普及の障壁の1つである集合住宅における充電器設置に着目した研究を行いました。設置数決定の合意形成過程を取り入れた新しいフレームワークにより、充電器数とEV普及の関係を記述できる定量評価モデルを構築しました。このフレームワークを用いて、集合住宅におけるEV充電器普及の経路依存性の問題を明らかにするとともに、合意形成ルールごとに有効となりうるEV普及の施策の評価・比較を行いました。

Wei Miaohengさんは「活動滞在時間分布を考慮したバスサービス設計」というタイトルで、バス利用者の移動先での活動滞在時刻に注目したバス時刻表・路線の最適設計手法を提案する研究を行いました。活動滞在時刻分布の施設特性による違いを明らかにした上で、滞在時刻を考慮したバスネットワーク・時刻表検討の必要性を示しました。

二人とも、現実に都市で生じている現象とその現象に対する人間行動を捉え、数理的アプローチに落とし込むことで定量評価を可能とし、既存研究・問題の枠組みにとらわれない提案を行った研究となりました。田村さんは、研究を始めた当初は想定していなかった経路依存性の問題が明らかになり、(EV普及の難しさを痛感するとともに)丁寧なモデルフレームの構築による研究の凄みを実感する研究になりました。Weiさんは慣れない日本での研究室生活にはじまり、色々と苦労した面もありましたが、持ち前の明るさと粘り強さで、「移動と居住」研究を切り拓く研究となりました。最後まで真剣に取り組んでくれた二人に感謝したいと思います。

また、浦田個人としては、なんだかんだ近くで2年間修士研究を指導した初めての学生さんになりました。卒業までのカウントダウンが寂しくもありますが、卒業旅行の行先も決まりましたので、二人にはもう少々の学生生活を楽しんでもらえたらと思います。

Other news