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復興デザイン会議 第6回全国大会 (11/29-12/1)

2024.10.15

浦田が運営に関わっている復興デザイン会議の第6回全国大会を11/29〜12/1に行います。11/29は福島浜通り地域でのスタディツアー、11/30-12/1は東大本郷キャンパスでのハイブリッド開催になります。

(参加したいという方が少しでも増えることを願って、セッションの内容をわかりやすく説明すると、)11/30のメインはU30復興デザインコンペ「孤立する都市」です。昨年度まで審査委員長だった建築家の内藤廣氏は審査委員になり、乾久美子氏が新たに審査委員長となりました。都市コンペという枠組みで、建築のディティールから都市システムまで幅広い提案が可能な中で、復興デザインにおいて、何を考えるべきか、どう提案するべきか、など、審査員からの深い問いかけが行われます(昨年度の受賞作品)。11/30は、昨年、五十嵐太郎氏を迎えて行った「復興デザインとはなにか」のセッションを、今年も行う予定です。昨年は、2011年3月11日以降、建築、都市、土木の専門家たちがどのような影響を受け、どのような建築・都市づくりへと進んでいったのかを感じました。他にも、能登半島地震の漁港復興についての緊急セッションを設けています。あと、復興に関わる政策・計画・設計の優れた実務表彰するも行っており、表彰式もあります(昨年度の受賞作品)。

12/1は、基調講演として6月まで国交省で復興行政に携わられていた菊池雅彦氏に登壇いただきます。事前復興まちづくりのガイドラインが整備されるなど、この10年大きく変化した復興・事前復興行政の中心を担われた方と言っても過言ではありません。他には、高校生の防災地理部のセッションは、全国の防災地理部の活動報告です。大学のない多くの日本の地域では、高校が一番の高等教育機関となっています。その高校生たちが事前復興について学びながら、地域で実際に活動することで浸透していく様子を聞くと、本当にこうした活動の大切さを感じます。他にも、被災地に入って復興まちづくりに励む若手実務者のセッションなどもあります。

災害に関する研究や実務は、大きな災害から時間が経つと忘れてしまわれがちですが、復興の姿や課題は5年、10年、30年と変わっていきます。また、来る巨大災害に備えるための事前復興もメニューが整備されつつある中で、じゃぁ、地域においてどう実現するのか。備えてなければ、いざ起こった時になにもできない。そんなことを考えながら、取り組んでいる会です。ぜひ、ご参加ください(ツアー含めて、浦田への問い合わせもウェルカムです)。

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